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05 / 12 Sun 16:47 ×
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12 / 29 Mon 22:48 #宍戸慈 ×

「母」という学校に入って、1年生だった今年は、同じく1年生になった友だちがたくさんできた1年だった。時を同じくして「○○できたね!」「ちょっと大きくなったね」「体調悪いの大変だったね」「うちもこうだったよ」と喜びや楽しみ、悩みも共有できる友だち。

学校の同級生や、職場の同僚でもなく、歳の頃も30を越して
こんな友だちができるだなんて、母になるまで知らなかったどころか、想いもよらなかった。
共感する、共有する、それだけで救われることがある。女性は特にそういう生き物なのかもしれない。今年はこの1年生友だちにだいぶ助けられた。

そんな仲間とピラティス納め。
お昼は持ち寄りで我が家でランチ、豪華になったそれは計らずも忘年会の様相。



「あたしたち、がんばったよね」と誰がいうわけでもなく自画自賛したくなる。

だってやっぱり1年生、わかんないことだらけだったもの。
一人の女子から、母の中の一人に。「あたしって、どこいっちゃったのかしら?」って思うことも少なくなかったと思うもの。あっという間の1年間、本当によくがんばりました。

きっとそんな私たちを陰で見てくれていたオットット(夫)たちもがんばってくれてたはずよね。時に髪振り乱して子育てしているあたしたちを見て「彼女はどこへいっちゃったのだろう?」って思うこともしばしばだったはず。

そうそう、忘れちゃいけない、人間1年生のベビたちもね!母も父も1年生、人間1年生で大変なのに、ホントこちらも何もわからず、それでもすくすく育ってくれて、あなたたちが一番頑張っているかもね。

1年間ありがとう。自分の心と体と、家族と、ベビに。来年もよろしくね!


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12 / 28 Sun 23:06 #宍戸慈 ×

いつくしみ、いつくしまれているあなたを、見守らせてもらえて幸せです。
そんな誕生日メッセージをもらった。
いつくしみ、いつくしまれるよう生きれているかな。
「慈」という名前にはじぬよう、31歳も生きていこう。
そう思いながら、もらったメッセージやコメントを一通り返し終えた夜一時。

コマさんは、パパが言えるようになった。
一応ママも言えるようになった。
パパはご機嫌な時に「ぱぱ、ぱぱ。ぱんぱ」とささやくように可愛げに発する。
一方ママは、「まんまん、まんまーーーーー(泣)」といった具合に、泣きながら叫ぶ。そんな時は大抵、オッパイが欲しいか、構ってもらえず怒っているかのどちらか。パイパイ?と聞くと、「まんぱーい、ぱーい、ぱぱーーーーー(泣)」とママとパパとパイパイが混ざってさらに号泣しながら、私の胸をバシバシ叩く。


遊んでくれるのは、パパ。
生理的欲求は、ママ。
いつの間にか覚えた、彼女なりの役割分担。

たまには「マんマ♡」と、可愛く呼んでくれてもよいのだよ。

12 / 27 Sat 22:01 #宍戸慈 ×

ピッコリーナのフリマへ行って帰ってくると、家のドアを開けるなり香ばしい匂いがする。
スープ?グラタン?なんだろう。バタバタとキッチンにたつコウスケ。
今日は私の誕生日、だからいつもと逆パターン、私がコマの面倒をみてコウスケがご飯を作る。

コマさんをお風呂に入れていると、ガーリックの香りが漂ってくると同時に、かすかにJazzの気持ちいい音楽が聞こえてきた。昼間ママがいなかったから、やっと会えたコマさんはお風呂の中でも終止ご機嫌。

お風呂を上がると、シャンパンに、シチュー、サラダに、フルーツ&クリームチーズonクラッカー、それにルルドのバケット…テーブルの上が一気にご馳走でいっぱいになっていた。

シチューは、小麦粉とバターからきちんと作ったという。
さきほどのガーリックは、サラダのトッピング用だったようだ。
クリームチーズの上には、家にあったレーズン、みかん、洋梨と彩り豊かに飾られている。

「ビーフシチューにしようかと思ったけど、チカ乳腺炎だし…いろいろ考えたんだよ。ケーキも作ろうかと思ってたんだけど少しでいいと思って」デザートには、ルルドで買ったというカットケーキが出てきた。

どれもこれもおいしいじゃないか!
そして食べ過ぎても罪悪感がない!(←これ、母乳中&乳腺炎治療中の私にとってはとても重要)

コウスケが「誕生日は俺が作る」と言っていたのに何度も
「いいよ大変だから外食で」と言ってごめんなさい。
なんならピッコリーナの忘年会に参加しようとしていました。ごめんなさい。



おとといで北海道にきて丸3年がたった。
31歳の誕生日の今日、コマが笑顔でそこにいて、コウスケが一生懸命作ってくれたご馳走が目の前に並んでいる。気持ちいい音楽、ぼんやりと間接照明の優しい光が居心地のいい我が家。
ピッコリーナでは、帰りがけに友だちがみんなで「誕生日おめでとう」の乾杯をしてくれた。
3年前、北海道にきて誰にも祝ってもらえない誕生日。知り合いも誰もいなくってこたつに埋もれて泣いていたっけ。こんな満ち足りた誕生日が3年後に待っていようとはね。神様やってくれるじゃないか。

普通、この言葉って、辛いときに使うものなのかもしれないけれど、今あえて使いたい。
人生、山あり、谷ありである。

震災があって、北海道にきたからこうして今の私がある。
すべての、すべてのことに感謝を。そして、これからも、恐れることなく、心の赴くままに選択を肯定して生きていきたいとおもった31歳バースディナイト。

12 / 24 Wed 23:25 #宍戸慈 ×

ニセコから2レッスン終えて帰ってきた。
働く母、昨日も今日も仕事が立て続けで、
クリスマスイブなのに、ケーキのひとつも用意できずにいた。
せめてもと、朝セットしていったホームベーカリーがパンの焼ける香ばしい匂いを漂わせてくれている。つけ込んで行った唐揚げをあげて、ジャガイモのポタージュを作ろう。

バタバタしていたら「マンマンマンマーーーー」こまさんがすり寄ってきてそれどころではなくなってしまった。「唐揚げ明日でもいいよ」とコウスケが言ってくれたから、ポタージュとサラダと、パン。ケーキもワインもないけれど、まぁ、いいか。

珍しくテレビをつけてみたらアダムスファミリーがやっていた。
これでちょっぴりクリスマスっぽいね。
独身時代みたいに、お店にいっておいしいディナーを食べるなんて夢のまた夢。
これで十分幸せだよね。ってどこかで言聞かせながらも、どこかもの淋しい。

ギャベの上で3人でゴロゴロ。
コマさんがコテン、と寝静まった頃…
ピーンポーーーーン。突然インターホンが鳴った。

実家から届いた大きな箱。ぬいぐるみ、食品、の表記。
コマさんが2人くらう、すっぽり入ってしまいそうな大きな箱から出てきたのは、
コマサイズのテディベアー、お食い初めセット(妹より)、スイセンの切り花、手作りのシフォンケーキ、みかん、お漬け物…コマの写真、でてくるでてくる贈り物。そして封筒から手紙と現金5千円。

「お誕生日おめでとう(少し早いけど)子育て一人(二人?)で大変だろうけど頑張って、少しだけど好きなの買いなさい ママより」

3日後は私の誕生日。

隣では、自分の体より大きなテディベアを、楽しそうにぶんぶん振り回して娘が遊んでいる。
その様子を目を細めて見る…そう、いつまでたっても、あたしはママの娘なのだ。
おかげで一気にクリスマス気分。
母って、ありがたい。



12 / 23 Tue 23:23 #宍戸慈 ×


うかうかしていると彼女はどんどん吸収していく。
おっぱいだけでなく、わたしたちのすること成すことみんな。

今日もキッチンでご飯を作っていてふと目をやると、鏡の前に置きっぱなしにしていた私の櫛を手にとって、耳あたりの髪の毛を必死にとかそうとしていた。しかし、まだ手は頭に届かない。ぷぷぷ、かわいらしい。

0歳ってこんなにもいろいろできるものなの?
はじめての子育ては、驚きと発見の連続である。

ピラティスの生徒さんに紹介してもらった、
桶谷式の母乳相談室へ行ってきた。
マンション(自宅の一室)が施術室になっている、ここにはたくさんの赤ちゃんや、子育て中のお母さんがくるのであろう。
こざっぱり片付けられて、雪荒ぶ外とは打って変わって、半袖でいてもいいくらい暖かいその部屋は、ぬくぬくとコマを抱いてずっといたくなるほど居心地のよい場所だった。

ベテランの助産師さん、どことなくplaytimecafeのよしえさんに似ている。
playtimecafeは郡山にあったカフェで、よしえさんはそこでいつもおいしいガトーショコラを焼いていた。アロマセラピストでもあり、私が好きすぎてやまない、尊敬するお姉さん(といってもだいぶ年上だけど)。
それだけで、気持ちがふわっと緩んだ。

緊張しながらも、ひたすらおっぱいを揉んでもらう。
痛いかと思いきや、それほどでもなく、心地よささえあった。
しゃべりすぎることなく、必要なことだけを聞き、施術をし初めてのマッサージ、終了。こんなものかーと、帰りがけ、自分のおっぱいを触ってみてビックリした。

や、や、や、やわらかい。

そういえば、コマさんが生まれたときはこのくらい柔らかかった気がする。知らず知らずの間に、どうしてこんなにカチコチになっちゃっていたんだろう。


「いろいろ溜まっちゃっていたのね。
 でもだぁいじょぶよ。乳腺炎は、おっぱいの風邪のようなものだから」


その一言がスッと心を落ち着かせてくれた。

おっぱいにはおっぱいの専門家がいるんだね。
これも、母になって知る、新しい世界。
紹介してもらえてよかった。
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