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03 / 19 Tue 18:04 ×
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02 / 13 Fri 13:14 #宍戸慈 ×

3週間ぶりにオッパイマッサージに行ってきた。
前回はギャン泣きされてほとんど手技をしてもらえなかったので、こまさんはお留守番。

あったかーいタオルで胸をあたためてもらいながらマッサージ。オッパイ先生とまたゆっくりお話ができた。
いつものことなのだけど、彼女の手が体にふわっと触るとそれだけで自然と体が奥の方から緩んでくるように感じる。

「げんきだった?」
「はい。でも風邪引いちゃって…」
前回の風邪、よくよく思い返してみれば引いたのは満月の日だった。
しかも、立春になった途端という絶妙なタイミング。
その数日前から、妊娠してからというもの出ていなかった吹き出物が数個ぷちぷちぷち。あれれれれ?
おまけになんとなくイライラ?まではいかないけれど、甘いものが無性に食べてくなったり…
うーむこの感じなんとなく懐かしくもあり、ご無沙汰なあれと似ているなぁと思っていた。
そう…PMS。生理が来そうな前兆と酷似していたのである。妊娠前はPMSと疲れがダブルブッキングするとよく風邪を引いていた私。生理は結局こなかったものの、全く以てそのパターンが当てはまるなと感じていたのだ。

「満月の時に生理が来そうな感覚があったんですけど…結局風邪で凌ぎました」
「あらそう、それはよかったわね。こうやってオッパイお手入れしているし、こまちゃんもたーくさん飲んでくれるでしょ。だから持ちこたえたけれど、もし基底部が張り付いていたら、きっと生理きていたかもしれないわね。」
1歳半ぐらいまではオッパイを飲ませたい私としては、まだまだ生理が来てもらっては困るのである。

「オッパイを出すプロラクチンていうホルモンと、生理を起こすホルモンは、天の川を挟んだ織り姫と彦星みたいでね。本リアは会わないものなのよ。」
先生のこのどこかロマンチックな表現が好き。
曰く、生理が来ながら、オッパイあげるということは、上からも下からも血を出すということで、お母さんの体にはとても負担がかかることなのだと。

「飲み残しがあったり、乳腺に負担がかかる体勢で授乳したり、授乳の感覚が普段よりも空いたりすると、オッパイの基底部が張り付くでしょ。そうすると本来2時間半から3時間でピークのプロラクチンが『もういいのかな〜?あたしの役目は終わりなのかな〜?』って勘違いするのよね。
そうすると、体の中の生理を起こしたいホルモンが『隙あらば子孫繁栄!』って発動してね、生理を起こそうとするの。断乳しにきていて次の日に『先生〜生理きましたー』という人もよくいるのよ〜。犬猫も2時間半から3時間で縁の下に潜っていくんだって桶谷先生も言っていたもんだわ。すごいわよね〜」

話を聞くたびに思うけど、人間の、いや、動物の体は本当によくできている。

と話をしながらも手を動かす先生。
仰向けに寝ている私の視界に時たまに白い液体がピュー!と天井に向かって飛び出していく光景が、我ながら面白い。今となってはそれが当たり前になってしまったけど、産んだばっかりの頃は自分の乳首からピュー!っておっぱいが出るのが不思議で不思議でしょうがなかったっけ。まるで漫画みたいで、コウスケに「見てみて!ピュー!ってなってる!ピュー!って」と見せていたが、きっと初産の妊婦さんで母乳育児をしている人、みんなが通る道なのではないだろうか。

「チカさん体のことがわかる人だからいうけどね、多分一般的な人よりも胸郭(肋骨)がお椀型なんじゃないかしら。基底部が深いというかね…だから乳腺の引っぱりが強いのかもしれない。それでトラブルしやすいのかもしれないわね。」

こうかいてもリアルにイメージできる人は少ないと思うのだけれど
30年自分の体とつき合ってる私は、ビックリするぐらい合点がいった。
生まれつき人よりもみぞおちが凹んでいると思っていた。もとから決して大きい方ではないオッパイだけど、この凹みがあるせいで出産するまで谷間というものを自分の胸で作れた試しがなかった。そうか、そういうことだったのか!

ピラティスでたくさんの人の体を見る中で肋骨の大きさや形ひとつとっても
本当に多種多様であるし、人体図鑑や教本はあくまで目安であり、
その実は実際に体を見てみないことにはわからないというのは、いつも感じていることなのに、自分の体のことは、自分で客観的にみるのは難しいもの。

「本当はね、人それぞれの骨格とかに合わせて手技ができる人がもっともっと桶谷式にも増えてほしいなと思っているのよ。試験に合格して手技自体ができる人はもちろんいるけれど、もうワンランク上にいってほしいというかね。」

さすがはその道30年…ここにこうして出逢えることに、手技を施してもらえることに毎回のことながら感謝なのである。

「はい、どうかしら。オッパイ触ってみて?」
そこには、いつもどおりふっかふかのオッパイが出来上がっていた。
呼吸も楽である。私の中の「母の真ん中」に戻ってきた。

こまちゃんによろしくね。優しく笑うオッパイ先生。
生理が来ても2人目、3人目…ずっとずっとお世話になれるよう、どうか元気でいてくださいね。
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