ニセコから2レッスン終えて帰ってきた。
働く母、昨日も今日も仕事が立て続けで、
クリスマスイブなのに、ケーキのひとつも用意できずにいた。
せめてもと、朝セットしていったホームベーカリーがパンの焼ける香ばしい匂いを漂わせてくれている。つけ込んで行った唐揚げをあげて、ジャガイモのポタージュを作ろう。
バタバタしていたら「マンマンマンマーーーー」こまさんがすり寄ってきてそれどころではなくなってしまった。「唐揚げ明日でもいいよ」とコウスケが言ってくれたから、ポタージュとサラダと、パン。ケーキもワインもないけれど、まぁ、いいか。
珍しくテレビをつけてみたらアダムスファミリーがやっていた。
これでちょっぴりクリスマスっぽいね。
独身時代みたいに、お店にいっておいしいディナーを食べるなんて夢のまた夢。
これで十分幸せだよね。ってどこかで言聞かせながらも、どこかもの淋しい。
ギャベの上で3人でゴロゴロ。
コマさんがコテン、と寝静まった頃…
ピーンポーーーーン。突然インターホンが鳴った。
実家から届いた大きな箱。ぬいぐるみ、食品、の表記。
コマさんが2人くらう、すっぽり入ってしまいそうな大きな箱から出てきたのは、
コマサイズのテディベアー、お食い初めセット(妹より)、スイセンの切り花、手作りのシフォンケーキ、みかん、お漬け物…コマの写真、でてくるでてくる贈り物。そして封筒から手紙と現金5千円。
「お誕生日おめでとう(少し早いけど)子育て一人(二人?)で大変だろうけど頑張って、少しだけど好きなの買いなさい ママより」
3日後は私の誕生日。
隣では、自分の体より大きなテディベアを、楽しそうにぶんぶん振り回して娘が遊んでいる。
その様子を目を細めて見る…そう、いつまでたっても、あたしはママの娘なのだ。
おかげで一気にクリスマス気分。
母って、ありがたい。
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