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トンネル山のたみちゃんのところにピラティスへ。秋晴れ。宮の森の急な坂ををぐんぐんと登っていく車窓、青空になびく木々の葉がほんのり黄色がかっている。コントラストが優しい。秋のはじめのこの柔らかい色合いの中、今年の冬は何をしようかな?春までにあれをしよう!と妄想するのが好き。
毎年この頃は外路地を歩いていると、金木犀の香りがしてくるのだけれど、北海道ではなかなか巡り合わない。北限を超えているのか?植える文化がないのか?とにかくあの香りがないと、私の秋には少々物足りない。
帰りに栗をもらって帰る。明日はまた、栗ご飯だ!なんて考えながら車を走らせていたら、沿道を小さな何かが走っている!わ!リスだ!蝦夷リス。クルミを追いかけている模様。小さなそれは、チラっとこちらをみて、またスタスタスタと森へと帰っていった。
金木犀の埋め合わせはリスに出逢えたことで帳消しにすることにしよう。
その土地には土地の暮らし方や季節感がある。
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昨夜はやぎやにて、20人越えの晩餐会だった。
暮らしかた冒険家の札幌芸術祭お疲れさまパーティと、やぎ畑のメンバーのかんぴょうづくり打ち上げが合流したかたちとなった。
お店の中にぎっしりと座った若者たち。しかもビックリするほどメンバーが濃ゆい。暮らしかた冒険家の#heymeotoの2人を筆頭に、たべるとくらしの研究所理事長の伸也さん、BORTHER SUN SISTER MOONの藤田さん、東京農大に通う現役大学生がいたと思えば、電通北海道で内勤してるんです〜という女の子もいた。
冒険家はこの芸術祭で福井にある元実家を壁紙をはがしたり、漆喰を塗ったり、羊毛断熱材をいれてみたりとDIYしていた。また、やぎ畑は無肥料無農薬の自然栽培。そんなことに琴線が触れる人たちが集まっているのだから、それは濃いメンバーになるのも仕方ないのかも知れない。中には年齢的には若者でない人たちもいたけれど、そんな人でここに集っている人たちは、決まって所帯染みていない。若者的感覚の持ち主なのだと思う。
大皿料理を一通り平らげ、席を何回も替え、色々な人と色々な話をした。素直に楽しかった。
背中にコマさんがいるのも忘れて気付けば時計は10時を回っていた。
ひさしぶりに自分の理性とは別のところで、アドレナリンが噴出しているのを感じた。
以前は、誰かと話をする度に「あれがやりたい」「これがやりたい」という妄想と脳内麻薬が噴出していたものなのに、一体全体どこへいってしまったのか?めっきり無欲化してしまっていた私。欲とはまた違うのだけれど、そうだ!何かにトライすることは楽しいことなんだ!ということを思い出した。
こうしてブログを書いていてもそう。
めっきり言葉が上手に出てこない。
赤ちゃんを産み落とすのと一緒にどこかに置き忘れてしまっているものがたくさんあるということに、最近少しずつ気付き始めてきた。
思い出させてくれた冒険家、最初の晩餐に乾杯!
本日ご参加の皆さんお疲れさまでした。
札幌ゆるみさろんでの24節気のピラティス、2回目にしてぼぼ満員!嬉しい限りです。といっても、定員自体がそんなに多くないんですけれどね。笑
でも少人数だからこそ、見れること、教えられること、話せること、やれることがあります。十人十色の体のことだから、ていねいに見ていきたいと思っています。できるだけ少人数、軽食付きにこだわってやっているのはそういったところから。
愛をもってお一人お一人、これからもわたしなりに見てゆければと。
今日の軽食はヤギ畑(無肥料無農薬)の野菜と、瀬棚町のシゼントトモニイキルコト(こちらももちろんヤギ畑同様)の食材にお世話になって私が作りました。たいした事はしていませんが、食材がおいしければたいしたことをしなくても美味しくなる。んですよね。
また来月10月は26日10:30〜13:00
ゆるみさろんhttp://yurumi.jimdo.com/にて。
お一人三千円です。
ご予約はメッセージ(info.chikajshishido@gmail.com)
またはフェイスブックイベントページ(https://www.facebook.com/events/1486701331586792/)からどうぞ。
お家を見てきた。
西向き、大きな窓。窓からはすぐそこに宮の森の小高い山際が見える。
24畳ぶち抜き、壁紙は張ってあるけど漆喰塗装OK。これはありかもしれぬ。
縁がめぐってきたかもしれぬ。
今の家に引き続き収納のない家だったけど、収納はつくればよい。
カーテンレールもなかったけど、それがまたよい。自分でリネンでも買ってきて自由にカーテンなるものを設置できるじゃないか。
こんな物件がふえたらよいのに。
終始ご機嫌のこまさんの様子も相まって、前のめりの母です。
あとはペレットが入るかどうかだな。
福島から帰ってきたら、びっくりするくらい動き出すようになったコマさん。わずか28平米しかない我が家など、端から端までをものの5秒ほどで横断してしまうほどのスーパーずりばい。チョット目を離すとあっという間に、わたしが料理をしているキッチンの足もとにいる。または、携帯やパソコンのコードをかじっている。今にも倒れてきそうな姿見の目の前で、鏡の中の自分と楽しくおしゃべりをしている。とにかく危ない。
福島から札幌に来たときは独身だった。当時は彼氏がニセコにいたし、彼の家も大きかった。そこに転がり込むつもり満々で、札幌のこの家は、札幌に仕事で来た時にオフィスとして使えればいい。そんな気持ちで借りたものだった。
どこの誰だっかが「円山公園や宮の森付近はセレブが住んでいるエリアだよ」と言った。「猫足バスタブのあるお家とか、住んでみたいな。」思いつきでgoogleの検索小窓に打ち込んだ。「円山 宮の森 猫足バスタブ 物件」そうして内覧もそこそこに選んだのがこのマンションだった。駅から歩いて5分、単身者用のデザイナーズマンション。収納なしの9畳+4畳の1DK。まさかここに住み続け、旦那さんが引っ越して来て、子どもまで産まれるだなんて、3年半前の私には想像すらつかなかった。いや、むしろ未来のことが読める超能力でも持っていない限り、予想なんてできないだろう。だって自分でも驚くぐらいの変化だったから。
そんな訳で、引っ越しをしたい!といって久しい。結婚が決まってひと騒ぎ、妊娠が発覚してフタ騒ぎ、冬が来るといってみ騒ぎ。それでも旦那のこうちゃんと2人、今日まで「こんな小さな家に住んでいられるのも今だけ。これはこれで楽しもう」の精神でなんとかやり過ごして来た。布団を2枚敷いたら足の踏み場がなくなるリビング。朝起きたら布団を畳んで、4畳のスペースに重ねてしまい、ちゃぶ台を出してご飯を食べる。こうちゃんの仕事場がないので、一時期まで彼は押し入れ代わりになっている4畳スペースにテーブルを置いて、畳んだ布団を椅子代わりにパソコン仕事をしていた。今はそこからだいぶ昇進をとげ、窓際に直径50センチ程の丸テーブルと椅子が一脚。とにかく収納がないため、キッチンのガス台の下に花壇用のレンガを買って来て2つ積み上げた。引き出せるトレーを入れて、コンロ下のキッチンツール用のお手軽収納のできあがり。人間本当に切羽詰まると意外といいアイディアが浮かんでくるものである。
…といって、楽しめていたのもこれまでのこと。2人だけのことならなんとななったものの、今回はさすがに潮時かもしれない。というわけで、私の重い腰があがりかけてきた。
でも、せっかく引っ越しをするのならDIYができたり、ピラティスのスタジオとして使えたり、オフィスや託児所としても利用できるところがよい。日々暮らしかたを模索しているからこそ、絶対妥協したくないのが住まいでもあるのだ。もしも「何でもしていいよ」と言われたなら、漆喰を塗りたい。無垢材の木の床がいい。薪ストーブがあったら最高だなぁ。妄想だけならば、どこまでも広がってゆく。
どこかないかと頭をひねっていたら、暮らしかた冒険家のさいちゃんのところに張り出してあったヨッシーの物件がふと思い浮かんだ。聞いてみたところ、今住んでいる家からもほど近いという。これは良縁かもしれぬと、ニセコからのレッスンの帰り道、車で物件があるあたりをひとまわり。「あれかな?これかな?」「この道はチョット狭いね」「あの物件は雪かきが大変そうだ」結局それらしい物件は見つけられなかったものの、こうちゃんと2人思いのほか気持ちが浮かれてきた。往復4時間もかかる道のりを帰って来て2つもレッスンをしたというのに、いつもの疲労感は不思議とない。やっぱり新たな暮らしのことを考えるのは楽しいのだ。そしてふと思う、やはりあたしは今の小さな家で少なからずストレスを感じていたんだと。
腰をあげよう。きっとそういう時期なんだ。
連絡をとったらなんと明日早速内覧させてもらえることに!しかも、ペレットストーブ検討中とのこと。いつもそう。動くときってのは、こうやってぐぐぐっと速度感をもって動く。
そうじゃない時ってのは無理してもだめ。宇宙のタイミングなんだと思う。合っている時は、無理をしなくともスムーズに、まるで魔法の絨毯にのっているように物事が進んでゆく。そういうものなのである。明日の内覧が楽しみ。妄想の暮らしが実現するのなら、もっと頑張って働いても良い。というか、働かなくっちゃ!と自分に喝を入れ直した。