中秋の名月らしい。SNSのタイムラインにはお月見の画像なんかが上がっているけど、札幌のマンションの5階のベランダから月はみえず、どこからともなく鈴虫の鳴く声と、ひんやり肌をかすめる空気。
動いた1日。
昨日に引き続き、ピラティス。
今日は友人、暮らしかた冒険家のジョニィのもとへ。
ジョニィとは、ウェブのお仕事をお願いするのと技技交換でピラティスをすることになった。技技交換とは彼らが提唱する金銭を介在しない仕事のやりかた。お互い自分のできる分だけ、してもったありがとうの分だけ。win×win。そうなのだ!前からこういうことができる相手を探していたのだ!それも随分前からそれを実践している冒険家夫妻。最高である。
そんなわけで今回で2回目。
体は柔らかいのに筋肉が本当に少ないジョニィ。
11月にはベイビーが生まれてくるのにこれでは少々心もとない。
そんな彼を鍛えるため今日はマンツーマンで、がっつりレッスンをした。
私もジョニィもじっとりと、体幹から汗。ひえー、ひさしぶりにがっつりピラティス。あたしもだいぶ筋肉使ったぜ。と汗を拭っていたら、「ちかちゃんさ、俺みたいなフリーランス、パソコン男子向けのピラティスってありだと思う。」と言われた。
目から鱗だった。思えば私のレッスンに一度来てくれた男性は決まってリピーターになってくれているにも関わらず、そこは全くと言っていいほどターゲットから外れていたのである。なんということだろう、あたしとしたことが盲点であった。
できるだけ医療に依存しない、自分で自分の体をメンテナンス自己管理できるようなるようにってレッスンしているのに、なぜかそこに無意識の「女性」フィルターがかかっていたのだった。健康になるのに男も女も関係ないのにね。家族で元気になれたらいいじゃない。意外と男の人の方が筋肉とか好きだよね、たしかに。ジョニィの一言に感謝。
レッスンにカテゴリ分けをしてみても良いのかも知れないと妄想中。
マタニティピラティス、デスクワーク男子ピラティス、24節気のピラティス…
こんな風に頭が稼働するようになったのも、ようやっと。
子育てや家事に没頭していると仕事の仕方を忘れてしまってゆくものなのか。
それとも、本能的に出産の痛みを忘れるために頭の使い方を忘れていたのか。
でもやはり頭を使って、誰のためにどうしたらいい?って考えるのは楽しい。
一度仕事の楽しさを知ってしまうと、家族がなくては生きられないけれど、家族のためだけにも生きられないのかも知れない。
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