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12 / 23 Mon 07:14 ×
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12 / 18 Thu 18:54 #宍戸慈 ×
.朝から冒険家さいちゃんのところへ、カーテンDIYの資材をいただきにきた。

収納なし、カーテンなし、24畳ワンルームに引っ越した我が家は、
半ば暮らしかた冒険家に弟子入りさせてもらった勢いで、
アイディアから資材からお世話になっている。

引っ越し祝いにいただいたジョニィのお下がりインパクトがなければ、
うちの食器棚は、きっと未だにまだできておらず、床に置きっぱなしにしていた食器のうち果たしでどれだけがコマさんに破られずに残っているだろう…冒険家の家には足を向けて寝られない伊藤家なのである。

さて、お使いという名目なのでコマさんはコウスケが見ていてくれている。
菜衣ちゃん家の外ではジョニィが、ひたすらママさんダンプで雪かきをしている。
東京からきて今年北海道の冬1年生のジョニィは「もう中央区のマンションに引っ越したい」のだという。
確かにこれは大変だ。我らも築61年のあの家に引っ越していたらこうなっていたということかー。
やっぱり、今のお家でよかったということなのかもしれないと、頭をよぎる。



私と菜衣ちゃんは、生まれて1ヶ月の墾ちゃんをあやしながら、
薪ストーブの前で紅茶とシュトレンをいただきながら母談義をしていた。
パチパチとはぜる薪の音と柔らかい暖かさ、新生児の匂い…
暴風雪なんてお天気予報は何処へやら?大きな出窓から、冬至前の朝束の間のポカポカした日が差し込んでいた。
コウスケとジョニィ、働くメンズたちのおかげで、一時の安らぎタイムと相成った。
菜衣ちゃんがオッパイを飲ませている。新生児のいる家独特のゆるやかな時間の流れ。
つい最近までこんな時間を過ごしていたはずなのに、もう随分昔のことみたいだ。

たーっぷり味わったはずなのに、やっぱりその時はそれなりに一所懸命すぎて、コマがこのくらいの時どんなだったか?なかなか思い出せないものである。産後1ヶ月か、ちょうど311と重なって、夫婦共々慣れない家事育児で、お互いがお互いだけしか頼る相手がいなくってセンシティブになって爆発したっけな。ただただ号泣したあの日を思い出す。あれはホルモンバランスってやつだったのかもしれない。今だからわかることもあるものだ。

ジョニィと菜衣ちゃんも、お父さんとお母さんになって、雰囲気が変わった。奥行きが増して、下に根っこが生えて、さらに柔らかくなったみたいにみえる。墾ちゃんの存在が二人を育てている。赤ちゃんて、言葉も話せないのにやっぱりすごいや。

墾ちゃんが泣いて、あたしのオッパイも張ってきた。すると急にコマが呼んでいる気がして、家の方が気になる。カーテンのお礼に産後ストレッチを一緒にして、いそいそと一山超えて家へ帰る。やっぱりコマが泣いていた。

赤ちゃんて、テレパシー使えるよね。

そしてママになると、それを受信できるようになる。
進化してるのか?いや、退化なのかもしれない。
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