「その日あったことを一日の終わりに書いていると、
新たな発見があってそれも日記の醍醐味のひとつ」
という一文を、昨日読んでいた本の中に見つけ、全く以てその通りだと思った。
仕事と家事と、育児の合間でも、一日の最後に日記を書くことを習慣にしたい。
誰かのためにというよりも、自分のための日記。
もしくは、娘が大きくなった時に母が日々どんなことをどんな風に感じ考え過ごしていたのかを知るための術になってくれたらいい。
昨日、遅くまで編集作業がヒートアップしてしまったため、就寝時刻は2時。
寝たと思えば2時半にオッパイコール、その後は1時間置きで朝までコースでしたので
母は、午後には意気消沈。
せっかくコウスケにコマを見ていてもらい、カフェに仕事に出かけるも、頭が回らず書きたい原稿がかけない…。そんな日もあるさと、お店にあった雑誌を手に取った。
「ku:nel」
手に取ったときの質感といい、纏っている空気といい懐かしい感覚がよみがえる。
dipを作っていた頃は毎日と言っていいほど読み込んでいた。もう随分と長いこと、手にしていなかったな。そっか、dipを休刊してから丸3年が経つ。その3年間、毎月ku:nelは発行を続けているのだ。単純にそれだけでもすごい。と思うのは、雑誌を発行し続けることの産みの苦しみを知る人ならではの目線かもしれない。
苦しかったけど、今は絶対真似できない生活だけど
あの頃はそれでこの上なく楽しかった…
目の下に毎月クマを作って寝ずの番をしていた頃が懐かしい。
4月がくるとdipをはじめた年から数えてちょうど10年になる。
12年周期で同じような出来事が巡りて回ると聞いたことがある。
12年前、20歳の2月に、3年続けた夜の仕事を辞めた。
その年の夏あたりから、編集(dipじゃないけど)の仕事をはじめた。
今年はそんな年になるのだろうか…そんなってどんな?
1月の終わりの夜に、巡りて回るを感じながら。
今宵、コウスケはオフグリットカフェのイベントに行っていて不在。
コマはぐっすり寝ている。こんな静かな夜もいい。
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