日曜日、「第1回ノースアイランドラリー札幌ー稚内ーサハリン5days」というイベントの司会のお仕事でした。
去年の日高以来のバイクのお仕事。
レースクィーンの仕事がこうして札幌でつながって…出産した今もチョッピリだけど関われていることが嬉しい日曜日。本当にありがたい。
それはさておき今回のノースアイランドラリーとは
札幌を出発して、稚内までバビューンとバイクで。
そしてそこからフェリーにのって国境を越えロシアの地サハリンへ。
文化も言葉もちがうサハリンを自分のバイクで走って来ちゃおう!という5日間のバイクの旅。
日本出発して、国境を越えてのラリーはなんと、市場初なんだとか。
全国各地から集まった人たちの顔と言ったらもぉ、本当にワクワクしていて
みんなおじさん(ごめんなさい)たちなんだけど、でもやっぱり子どもみたいにドキドキしていて
お見送りしているこっちまでにやけてしまうくらい楽しそうで羨ましかった。
そんなMCの仕事の合間
ガレージにおいてあったフリーライドマガジンをふと手に取ってみていたら
このラリーについて、ラリーディレクターの春木さんが書いた記事が。
おもむろに読んでいたら、思いがけず感動してしまった。
いい記事だったから抜粋します。でも全文を読みたい方、
フリーライドマガジンに問い合わせてみてください。
編集長は強面ですが、とっても優しくてお茶目な
三上さん、という方ですよ(^^)
フリーライドマガジンhttp://ridepb.com/
タイトル・国境
(前略)
この季節にサハリンを訪れたのは、もちろん6月に実施する「ノースアイランドラリー」の打合せのためだ。
あまり大げさな事ではないのだが、サハリン州をはじめ行政機関と各種の擦り合わせを行っている。ラリーの運営が円滑に行われるために、こうして作業は欠かすことができない。すでにウクライナ情勢が緊迫の色合いを帯びている頃だったので、当然、それについても触れられることになった。さまざまな厳しい問題がある、だがしかし、こうした両国関係だからこそ、またこうして時期だからこそ、我々民間人、市民はお互いにもっと交流をして、理解を深め合うことが大事だという共通認識を示し合う事ができた。
まったくその通りだと思う。
もっとみんな遊ぶべきだ。同じ情熱を確認し合おう機会が必要だ。
政治家の威勢のいいスローガンにのっかって、それにあやつられて、市民同士が罵り合い、傷つけ合う事ほど愚かなことはない。悪いやつらは、憎しみを上手に操って、市民を戦争の道具に変えていこうとする。それに逆らう一番の方法。
立花隆がなんかの対談で「サミットなんか一度みんなスペースシャトルに乗っけてやったらいいんだ。宇宙空間から国境のない地球を見下ろしながら」というような冗談を言っていた。そうすれば、大統領も首相も大臣も、やっと古いパラダイムから抜け出せるんじゃないか。と。
これは、以前に書いたことなんだけど、ISDE=インターナショナルシィックスディズエンデューロなんかは、ある意味では宇宙から地球を見るように、国境のない世界を体感する良い機会なんじゃないかと思っている。究極的には世界平和につながるイベントなんじゃないかと。
世界中のライダーが一年に一度、ひとつのパルクフェルメ、ひとつのルール、ひとつの目標の下に集う。違う国、違う文化、違う宗教、肌の色も違う、平べったい顔もあれば、鼻の高い顔もいる。大きいのも小さいのも。いろんなのが集まってくるが、しかしそこにはどんな敵も居ない。どこを見ても、同じ情熱を持った仲間たちが、自分と同じ方を見て頑張っている。
俺たちが、いくら仲良くしたからって、急に世界が平和になるということはないだろう。でも、敵より友人が増えた方がいいんじゃないか、だからもっとたくさん、仲間を作ろう、世界中に。
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そうそう、そうそう、そうなのだ。
こういう人たちがたくさんいるから。
根っこがここにある人たちだから見ていても気持ちいいのだ。応援したくなるのだ。
だから、わたし昔からバイクの仕事は好きなのだ。
明日集団的自衛権が閣議決定?そんな夜
無力感に無力にさせられそうになったら、昨日札幌をスタートしていったおじさんたちの、目のキラキラを思い出したらいい。私たちには「楽しむ」っていう共通概念があるじゃないか。無力なんかじゃないのだ!きっと、今頃彼らはサハリン。国際交流しながら、楽しんでるんだろうなぁ。いいなぁ
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